2015年6月16日火曜日

村上水軍前史 海賊

村上水軍研究目次

村上水軍前史 海賊の時代について記す。

「笠岡市史 資料編中巻」より、
27  類聚三代格 巻一八 大同二年十月二十五日条
 山陽道諸国の国司ら海賊を捕える       p.16

29 類聚三代格 巻一六 嘉祥二年九月三日条
 備中国等十三カ国に海賊追補を命ずる     p.17

30 日本三代実録 巻六 貞観四年五月十七日条
 備中国等で海賊が横行する

というように、海賊行為が瀬戸内海で行われていたのは事実であり、その行為を「海賊」と呼んでいたことがわかる。

だから、瀬戸内海の水軍の発祥を「海賊」に求めることは無理のないことである。しかし、それと村上水軍との関係が直接あるわけではなかろう。

倭寇については

『尾道市史 中巻』p.156
     第六節 倭寇の根拠地と尾道附近 で竹越与三郎『倭寇記』からの引用。

 参考論文
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/re/k-rsc/hss/book/pdf/no81_04.pdf


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