2015年5月15日金曜日

因島重井町 青木城跡物語

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伝説とロマンの島 因島城跡物語

青木城跡物語


2015.7.14. 画:©tombosou 、協力:sumihara


城郭配置図。Yahoo地図へ田中稔「因島史考」の図を参考に書き加えたもの。©tombosou 
赤の四角で書いたところを歩くことができる。2016.5.31.開通。東浜から登ってフラワーセンター方面へ。あるいは逆にフラワーセンター側から青木城跡へ歩くことができます。

白滝山から。青は昔の海。©tombosou 


本丸跡付近に立つ竜王神社石碑と地王社の小祠。©623crystal

[所在地]因島重井町青木山。
[標高]50.6m
[城廓]本丸、北東に二ノ丸、三ノ丸、北西に複数の郭。
[城主]1567〜1600村上吉充

[史跡]本丸跡。
[現状]本丸跡に竜王神社石碑、地王社の小祠がある。
[その他]東側の白滝山に控えの要害として観音堂がある。やや南東に裏木戸門があったと伝えられ、麓には「裏木戸門」「的場」などの地名が残っている。南東の崖傍に金比羅神社がある。
[交通]重井郵便局から徒歩5分。
[歴史]村上新蔵人吉充が小早川隆景のすすめで、向島の余崎城より移り住んだ。関ヶ原の戦いで西軍が負けると、毛利家に従って萩へ転封かつ減封。
[関連史跡]東側の白滝山に控えの要害として観音堂がある。


まず、最初に書いておきたいことは、青木城跡のある山は竜王山とは呼ばれていないということである。確かに山頂には竜王社がある。竜王社というのは、雨乞いと関係あり、この山も使われたことがあるのだろう。しかし、竜王山とは呼ばない。竜王山は重井で最も高い権現山のことである。
この青木城跡のある山は青木山とか地王山と呼ばれている。
(この山を竜王山と書いてあるのは県史跡に指定された時、字竜王山と書いたためである。竜王社があり、字はそうなるだが、そう呼ぶ人はほとんどいない。)

現在の地図には権現山(竜王山)とあって、先日も裏門のあたりを訪ね、地元の方に竜王山は?と訪ねたら、アッチと言って権現山の方を示された。だから、重井で竜王山というのは権現山を指すのが一般的である


重井には城跡が4つある。青木山城跡、馬神(うまがみ)山城跡、天秀庵城跡、細島茶臼山城跡である。さらに村上水軍関係史跡を探せば、権現山(竜王山)に遠見山という中腹がある。「とおみんさん」である。遠見山というのは狼煙(のろし)を見るところだから、水軍と関係したものだろう。田熊の山伏山山頂には遠見岩と呼ばれている岩がある。これは西側の山頂。

また、白滝山も東の要害として観音堂を建てたということであるから、これも水軍関連瀬の史跡と呼んでよい。さらに古図には荒神社(こうじんさん)にも武将が配置されているから、これも史跡である。重井の「こうじんさん」と言っても、知っている人が重井町でも少なくなった。地図にも乗っていない。安易な説明で恐縮だが、島四国81番白峰寺のあるところの横で、現在柏原神社のあるところである。ここは今は廃寺となっているが無量寺のあったところである。

青木城は村上吉充が向島余崎城から移って築城し、本城としたものである。

青木城跡を訪ねるには、フラワーセンター駐車場を利用するのが、トイレもあってよい。
かつて、ここに東ちづるさんのポスターを貼って、ブルーベリーなどを売っているおばさんがいた。こういう人が増えればいいな、と思ったが逆になった。おばさんはいつのまにか来なくなった。また、ちくりの構造が露見したな、と思った。誇大広告、品質の面・・問題はあろうが購入者が値段を見て判断すれば済むこと。雑多な文化を許容しないところはさびれる。水軍城にも土産物屋がほとんどなく、さみしくなったものである。かつての露天商と呼ばれた人々でひしめく賑わいがないところは、ひとりでに人も遠のく。

あるウォーキング大会の案内に「事故などは各自の責任でお願いします」と書いてあった。至言である。この種の催し物には、参加費用の中に保険代が含まれているとか、何歳以下は保護者同伴などというのが多い。大きなお世話である。保護者同伴でないと参加できないようなものに子どもが一人で行くか! 保険なんか自分で入ればよいではないか、と思う。溜め池や海岸での遊泳禁止とか、おせっかいが多すぎる。危ないかどうかを自分で判断することが成長の一歩であろう。だだっ広い公園などにキャンプ禁止、ゴルフ禁止、バーベキュー禁止と書いてあった。そのせいか来るのはイノシシだけ、というところが多い。

青木城は因島村上氏でも最後の時代に属する。小早川氏が三原に築城して移るに当たって、重井にいた杉原氏を追い出し、向島・余崎城にいた吉充を重井に住まさせた。これで因島全域が村上氏に置き換わったのだが、村上氏が勝ち取ったというようなものではなく、ただ小早川氏の支配地の配置替えに過ぎない。



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